編み物とは?初心者が最初に知っておきたい基本
毛糸と針さえあれば、いつでもどこでも始められる。それが編み物という趣味の大きな魅力です。
「何から手をつければいいのかわからない」という初心者の方に向けて、この記事では編み物の基本と始め方を順を追って解説します。
かぎ針編み・棒針編み・アフガン編み・指編みの違い
編み物には主に4つの技法があり、それぞれ使う道具と仕上がりの雰囲気が異なります。
- かぎ針編み
- 先端がかぎ状になった針を1本使う技法。円形や立体的なものを編みやすく、コースターやバッグなど小物作りに向く。
- 棒針編み
- 2本の棒状の針を使う技法。表編みと裏編みの組み合わせでセーターやマフラーなど平面的な作品に向く。
- アフガン編み
- 先端がかぎ状になった棒針(アフガン針)を使う技法。棒針編みより形崩れしにくく、かぎ針編みより糸の使用量が少ない。
- 指編み
- 針を使わず指に毛糸をかけて編む技法。道具がいらず、子どもと一緒に楽しむ入門編としても人気。
編み物の魅力(達成感・リラックス効果)
編み物の魅力は、手を動かすことに集中できる時間そのものにあります。
- 1段編むごとに形が変わっていく達成感を味わえる
- 単調な手の動きに没頭することで気持ちが落ち着きやすい
- 少ない道具で始められ、場所を選ばずに楽しめる
編み物を始めるために必要な道具
技法によって必要な道具は異なりますが、いずれも最初は最小限のものだけで十分です。
かぎ針編みに必要な道具一覧
- かぎ針(号数は作りたいものや毛糸の太さに合わせて選ぶ)
- 毛糸
- とじ針(糸始末用)
- はさみ
- 目数リング(目印用、なくても代用可)
棒針編みに必要な道具一覧
- 棒針2本、または輪針
- 毛糸
- とじ針
- はさみ
- 目数リング
初心者セット選びの基準(号数・素材・価格帯で比較)
どちらの技法も、入門セットを選ぶ際は次の3つの観点で比較すると選びやすくなります。
| 比較項目 | かぎ針編みセット | 棒針編みセット |
|---|---|---|
| 号数の目安 | 中細〜並太向けの中間サイズが扱いやすい | 並太糸に対応する中間サイズが扱いやすい |
| 素材 | 竹製・樹脂製・金属製など。滑りにくい竹製や樹脂製が初心者向け | 竹製・金属製が主流。滑りにくい竹製が初心者向け |
| 価格帯の目安 | 手頃な価格帯のものから専門メーカーの高価格帯まで幅広い | 単品より複数号数のセットのほうが割安になりやすい |
最初から高価なものをそろえる必要はなく、まずは扱いやすい価格帯のセットで試すのがおすすめです。
初心者向け基本の編み方をマスターしよう
基本の編み方さえ覚えれば、小物から少しずつ作品の幅を広げていけます。
かぎ針編みの基本(鎖編み・細編み・長編み)
- 鎖編み:すべての編み方の土台になる最も基本の目
- 細編み:目が詰まった丈夫な編み地を作る基本の編み方
- 長編み:目の高さが出て編み進むスピードが上がる編み方
この順番で練習すると、無理なく次の編み方へ進みやすくなります。
棒針編みの基本(表編み・裏編み)
- 表編み:棒針編みでもっとも基本となる編み目
- 裏編み:表編みと組み合わせてゴム編みなどの模様を作る編み目
この2種類の組み合わせだけで、マフラーのような作品も編めるようになります。
挫折しないための練習順序とコツ
編み物を長く楽しむコツは、いきなり大きな作品に挑戦しないことです。
小さい作品から始めて達成感を積み重ねる
- コースターやミニマットなど、平らな小物から始める
- 慣れてきたらポーチや巾着など、少し立体的な小物に挑戦する
- 基本の編み方に自信がついたら、マフラーなど時間のかかる作品に進む
つまずきやすいポイントと対処法
- 目の数が合わなくなる:1段編み終えるごとに目数を数える習慣をつけると早めに気づける。
- 糸の引き加減が安定しない:最初は同じ毛糸・同じ針で繰り返し練習し、手の感覚を一定に保つ。
- 編み図の記号がわからない:一度に全部覚えようとせず、使う記号だけをそのつど確認しながら進める。
スマホひとつで学べる編み物入門
教室に通わなくても、身近なデジタルツールを組み合わせるだけで独学のハードルはぐっと下がります。
無料の編み方動画・アプリの活用術
- 文章だけでわかりにくい手の動きは、動画で繰り返し確認する
- 一時停止や再生速度の調整ができる動画は、自分のペースで練習しやすい
- 編み図を管理できるアプリを使うと、進捗を記録しながら進められる
SNS・オンラインコミュニティでモチベーションを維持する方法
- 作った作品を記録として投稿すると、達成感が形に残りやすい
- 同じ初心者同士のコミュニティに参加すると、疑問をすぐに相談できる
- 先輩編み手の投稿を見ることで、次に挑戦したい作品のヒントが見つかる
よくある質問
かぎ針編みと棒針編み、初心者はどちらから始めるべき?
道具が1本で済み、小物を短時間で仕上げやすいかぎ針編みから始めると挫折しにくい傾向があります。ただしマフラーなど平面的な作品を編みたい場合は棒針編みから始めても問題ありません。
独学でも上達できる?
動画やアプリを活用すれば独学でも十分に上達できます。わからない部分は一度に解決しようとせず、作品を完成させながら少しずつ理解を深めていくのがコツです。
何から編めば挫折しにくい?
コースターのような小さく短時間で完成する作品から始めると、達成感を得やすく次の作品への意欲につながります。
まとめ
編み物は、道具さえそろえればすぐに始められる趣味です。
かぎ針編みと棒針編みの違いを知り、小さな作品から練習を重ねていけば、初心者でも無理なく上達していけます。
まずは1つ、コースターのような小さな作品を完成させることを目標にしてみてください。完成した作品を眺めたときの達成感が、次の一歩につながります。
